こんにちは、よろずです。
今回はコーヒーの話なのですが、僕は2年ほど前からドリップコーヒーにハマっています。
近所のコーヒー屋さんで生の豆を焙煎してもらい、自宅のミルで挽いてハンドドリップで飲む。
挽きたては香りや味もさることながら、
「めちゃくちゃ優雅にコーヒーを楽しんでる~」
感が出て、やる気が出てきます。(あくまで個人の感想です笑)
意識高いですから。ドヤァ
そんな僕が最近ハマっているのが“マキネッタ”
コンロで簡単にエスプレッソが作れる直火式のエスプレッソメーカーです。
新型コロナウイルスの流行が拡大してから早1年半、生活環境も大きく変わって、在宅勤務が増えた方も多いと思います。
慣れない家での仕事は集中力を保つのが難しく、リフレッシュにお茶やコーヒーを飲みますよね。
在宅も長くなってくると飲み物のレパートリーも一巡どころか何巡もして飽きてきたころだと思います。
そんな方にお勧めなのが“マキネッタ”です。
使い方は簡単で、ほんの4-5分で本格的なエスプレッソが淹れられます。
ワンショットでクイっとカフェインを摂取して気分を切り替えたり、ちょっとアレンジしてカフェラテやカプチーノでほっと一息つくときにも使えます。
マキネッタのある生活を試してみませんか?
1.そもそもマキネッタってなに?
「マキネッタ」とは直火式のエスプレッソメーカーの総称で、エスプレッソの本場イタリアでは、ビアレッティ社の「モカ・エキスプレスⓇ」が有名です。
エスプレッソマシンより安価で手軽に「カッフェ」を楽しめます。
マキネッタは上下二つの部屋に分かれた容器で、下部に水とバスケットにつめたコーヒーの粉をセットして上下を連結させます。
そのまま火にかけると水が沸騰し、水蒸気の圧力でお湯が上の部屋へと押し出され、その時にバスケットのコーヒーを通過することでコーヒーとなります。
仕組みについてはItalia Cfaffe’ Espressoさんのサイトでわかりやすくまとめられているのでそちらを引用させていただきます。
http://www.acfa.net/italiacaffe/caffe2.html
2.マキネッタを使ったエスプレッソの淹れ方と注意点
次に使用方法ですが、僕が使っているのは
ビアレッティ社のモカ・エキスプレス 3カップ用です。
ビアレッティ エスプレッソメーカー 直火式モカ・エキスプレス 3カップ用 コーヒー メーカー 0001162/AP
使い方はとても簡単です。
1,下部タンクの安全弁下まで水を入れます。
圧力異常があった時に安全弁より空気が抜けて事故を防ぐ仕組みになっているので、水を入れる際は必ず安全弁より下の位置になるように注意してください。
2,漏斗状のバスケットにすり切り一杯粉を入れ下部タンクにセット。
この時上から押しつけて粉を詰めすぎたり、逆に粉が少なすぎるとうまく抽出されません。
すり切り一杯になるよう調整してください。
粉はエスプレッソ用の極細挽きのものを使用。
粉を詰めるときにこぼしがち 淵についた粉はきれいに落としておく
コーヒー豆は産地や焙煎の度合い(深煎りとか浅煎りとか)粉の粒度(細挽きとか粗挽きとか)などで無限に種類があってどれにするかはかなり悩ましいと思います。
最終的には個人の好みなので、いろいろ試してみるのが一番です。
それでも初めてはどれにしたらいいかわからないという人は、ビアレッティからモカ・エキスプレス用の粉が販売されていますので、こちらを試してみてください。
https://bialetti.jp/index.php?dispatch=categories.view&category_id=43
3,上部サーバーと下部タンクを締め付けます。
締め付けが弱いと空気が抜けてしまい、圧力が掛からずにうまく抽出されませんので、しっかりと締め付けてください。
4,直火にかけて、2-3分。
コポコポと音がしてきたら火を止めて出来上がりです。
慣れれば5分で淹れられるので、家にいると一日に何杯も飲んじゃう。
抽出される瞬間を見たいからと言ってフタを開けていると、噴火のように結構な勢いでコーヒーが噴き出してきます。
コーヒーが出てくる部分は「チムニー」という名称なのですが、チムニーとは海底火山の熱水噴出孔のことを指します。
噴出孔からコーヒーが噴き出すさまはまさしくチムニーそのもの。。。
五徳周りの掃除をいとわないのであれば試してみてもいいでしょう、火傷には気を付けてください。
コンロに乗せる際、既存の五徳だと安定しない場合があります。
その場合、「ミニ五徳」が市販されていますので、そちらをご使用ください。
パール金属 日本製 ミニ五徳 鉄製 HB-5001 ブラック
新品のマキネッタを使う場合、はじめは金属臭が気になるかもしれません。
何回か試し淹れしてコーヒーの被膜ができると気にならなくなりますので、少しもったいないですが、最初の2‐3回分は飲まずに捨ててしまいましょう。
先に説明した通りマキネッタは圧力で上がってきたお湯が粉を通過することでコーヒーが抽出されます。
フィルターに粉が規定量入っていないと圧力が掛からず、うまく抽出されません。
つまり決まった量より少な目に作ることが出来ないということです。
マキネッタに関しては「大は小を兼ねない」ということになります。
購入する際はサイズ選定も重要となります。
時と場合に合わせて2サイズくらい持っていても良いかもしれません。
自分用に小さめ、来客用に大きめがあると便利
購入時の注意点としてもうひとつは自宅のコンロがIHの場合、アルミ製のマキネッタでは対応していないことがほとんどです。
その場合はIH対応のステンレス製をご検討ください。
3.エスプレッソの楽しみ方
イタリアではエスプレッソにたくさんの砂糖を入れて混ぜずに一気に飲むようです。
コーヒーの香りと口に残った後味を楽しみ、最後に底に残った砂糖をスプーンですくってデザートのように楽しみます。
これは結構クセになるのですが、糖分を取りすぎるので注意が必要です。
在宅中は特に運動不足になりがちですからね。
エスプレッソを使ったアレンジメニューもたくさんあり、
温めたミルクを加えてカフェラテにしたり
フォームミルクを加えてカプチーノ
シェイカーに氷とシロップを入れて冷やしたシェカラート
炭酸水とハーブ等のトニックウォーターを加えた
エスプレッソトニックなんておしゃれなものまであります。
おしゃれだけどこういうのはカフェで飲んだほうが映えるよね
はっきり言ってちょっと一息入れたい時にわざわざフォームミルクなんて準備しないですよね。
そこで手間をかけずに楽しめるエスプレッソアレンジメニューをご紹介します。
ちなみにこれらはいつも僕がやっているだけのメニューなので、量などはお好みで調整ください。
お手軽メニュー第1位 そのまんまエスプレッソ
イタリア方式で砂糖をたっぷり入れて、そのままグイっといきます。
朝食後が多いですね、仕事に備えて糖分補充とコーヒーの熱さとカフェインで頭がすっきりするような気がします。
お手軽メニュー第2位 ぬるいカフェラテ
僕はエスプレッソに手っ取り早く冷たい牛乳を入れて、ぬるめのカフェラテにして飲みます。
イタリア人からしたら邪道かもしれませんが、
どうやって飲もうが自分の勝手なので、好きなようにして飲むのが正解なのです!!
でも基本を一通りこなしてから応用をきかせるように、はじめは王道メニューを試したほうが良いかもしれませんので、そこらへんは柔軟にご対応ください。
お手軽メニュー第3位 チョコシロップカフェモカ
冬はホットのカフェモカに限る!!これに関してはめんどくさいけど牛乳をレンチンで温めます。
エスプレッソにホットミルクとチョコシロップ(チューブに入っているやつ)を好みで入れるだけ。
チョコシロップはかなり多めに入れちゃいます。
番外編 アフォガード
夏はふるさと納税で2Lくらい入っているアイスをもらって、冷凍庫に常備しているので、お皿に適量とって、エスプレッソを上から回しかければ、あら簡単「アフォガード」の完成です。
前にサイゼリヤの裏メニューとして、ミルクジェラートとエスプレッソで作るのが流行ってましたね。
2Lもあるので、普通に食べるのが飽きてきたらアフォガードにして食べています。
みなさんも在宅ワークでマンネリ化したドリンクメニューにアイデアを足して、自分だけのオリジナルメニューを作ってみてください。
ひょっとしたら仕事のアイデアも何かひらめくかもしれませんよ。
ちなみに僕が使っているモカ・エキスプレスではエスプレッソの上に乗っているクレマ(泡)は出来ません。
ラテアートをしてみたい!クレマに沈みゆくシュガーを眺めたい!!笑
という人には、ビアレッティの「ブリッカ」という商品があります。
ビアレッティ エスプレッソメーカー 直火式 ブリッカ 4カップ用 コーヒー マキネッタ 特殊バルブ クレマができる
特殊なバルブで抽出の最後に圧力をかけ、クレマを作ってくれるそうです。
僕も気になってはいるので、近々手に入れてレビューしようと思います。
4.キャンプや登山でも重宝します
マキネッタとマグと粉と少量の水があれば簡単に熱々のコーヒーが淹れられます。
ドリップだと淹れている間に冷めてしまったり、ペーパーフィルターや粉のごみが出たりしますがマキネッタなら、粉は家に帰るまではとりあえずバスケットに入れっぱなしで大丈夫。
直火で水を沸騰させ一気に抽出させるので、途中で冷めたりしません。
荷物は多少かさばりますが、
外で飲むコーヒーは格別で、素晴らしい体験
になることは間違いないです。
最近某お笑い芸人のおかげもあって、キャンプが再ブームですね。
難点を挙げるとすれば、コーヒーを淹れた後、マキネッタ本体がなかなか冷めにくいということです。
多少冷えてきたらタオルに包んで仕舞うという荒業もできなくはないですが、しっかり冷めてからのほうが安心ではあります。
5.マキネッタを孫の代まで引き継ぐために
イタリアではマキネッタを代々引き継いだり、嫁入り道具になることもあるそうです。
せっかく手に入れたマキネッタ。ちゃんとお手入れして長く使いたいですよね。
マキネッタはキャンプ道具のスキレットのように使い込むほどに味が出てきます。
これは見た目の話もありますが、実際に長く使うことで内部にコーヒーの皮膜が形成され、味にも変化が現れます。
うなぎ屋さんの代々続く秘伝のたれみたいなものですね。
ということですので、コーヒーを淹れ終わって洗う際には洗剤は使わずに柔らかいスポンジ等でこするだけに留めましょう。大抵の汚れはそれでも充分落ちます。
フィルターやパッキンも毎回はずして洗い、乾いた布で拭き上げしっかり乾燥させましょう。
水分が残ったまま保管すると白錆が発生してしまいますので気を付けてください。
6.まとめ
マキネッタ欲しくなってきましたか?
缶コーヒーで充分と思っている方も作業や仕事の手を止め、あえて時間をかけてコーヒーを淹れることで気持ちを落ち着けてみては?
ひとつのことに集中できる時間は限られています。
リフレッシュしないと効率も落ち、いいアイデアも出てきません。
ちょっとコーヒーに凝りたいなと思ったら、ハンドドリップよりマキネッタのほうがお手軽です。
趣味がコーヒーを楽しむことなんて悪くないでしょう?
道具にこだわると次は素材にもこだわりたくなりますよ。
探してみると意外と近所にコーヒー豆屋さんはあるものです。
ちょっと買い物がてら寄ってみれば焙煎したての豆のいい匂いがしてもっと魅力に取りつかれると思いますよ。
以上、マキネッタの紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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